CALET とは CALorimetric Electron Telescope の略で、宇宙からの高エネルギー電子やガンマ線の観測を行い、宇宙線の起源や暗黒物質の正体解明や太陽磁気圏における高エネルギー電子の輸送と伝搬モデルの構築を目的としたミッション です。2015年10年に打上げられ、国際宇宙ステーションの日本の実験棟「きぼう」の船外実験プラットフォームに設置されました。
© JAXA
© JAXA
図1 国際宇宙ステーション暴露部での CALET 設置場所
宇宙からの電子、ガンマ線、陽子や原子核を最新の電子技術を駆使したイメージング機能により、粒子の識別、到来方向決定、及びエネルギーの測定を行うCALETの主検出器です。
2つの異るシンチレータを用いる事でX線からガンマ線という広いエネルギー範囲で突発天体を観測する事が可能な検出器です。CGBM は青学、吉田/坂本研究室で開発されました。
© JAXA
図2 CALETの外観図
近傍宇宙線源の同定
暗黒物質の探査
宇宙線の加速機構の解明
宇宙線伝搬機構の解明
太陽モジュレーション観測
ガンマ線トランジェント観測
CGBM はシンチレータを用いたX線およびガンマ線の検出器です。シンチレータはX線やガンマ線が入射すると光を発するという特徴をもつ結晶です。このシンチレータの発した光を光電子増倍管で増幅し電気的な信号として出力したものを測定し、X線やガンマ線の計数やエネルギーを決定する事ができます。
CGBM は LaBr3(Ce) と BGO という2種類の結晶を用います。LaBr3(Ce) を用いる 検出器を Hard X-ray Monitor (HXM) と呼び、7 keV から 1 MeV までの エネルギー帯を観測します。BGO 結晶を用いる検出器を Soft Gamma-ray Monitor (SGM) と呼び、100 keV から 20 MeV までのエネルギー帯の観測 ができます。HXM と SGM を組合せる事で 7 keV から 20 MeV まで途切れる事なく突発天体の信号を観測する事ができます。
© 青山学院大学
図3 CGBM シンチレータ
表1 CGBM のスペック